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就職は、長い学生生活に終わりを告げ、社会の仲間入りを果たす大きな節目をお祝いするもの。新生活への応援の気持ちを込めて、お祝いをしましょう。主に身内のお祝いですが、特に親しい友人であれば、お祝いをすることもあります。その場合は、同じく就職する者同士で、会食したりするのが一般的。品物を贈る場合は、社会人として必要になるものを選ぶのが定番です。男性なら、ネクタイやスーツ、ワイシャツなど。女性の場合は、時計、バッグ、香水など。名刺入れや財布、万年筆などは男女ともに人気があります。
内定が出ても、取り消しや本人が卒業できない可能性もあるので、お祝いを贈るのは3月に入ってからにしましょう。
スーツや名刺入れなど仕事で必要になる品物のほか、時計や財布などオン・オフともに使えるものも人気です。質のよいものを贈るのは大事ですが、全身を高級ブランドで固めるようなファッションは先輩から反感を買いかねないので注意。フレッシャーズにふさわしいアイテムを贈りましょう。
内定が出ていても取り消されたり、本人が卒業できなかったりする可能性があるので、3月に入るまで贈るのは待ちましょう。また、たとえば万年筆は贈り物の定番ですが、書く機会が少ない職に就く相手には、宝のもちぐされになることも。相手にとって本当に必要な、よろこばれるものを贈りましょう。
いよいよ社会人生活がスタート。人生の先輩として、仕事で必要になるものをプレゼントしましょう。スーツやネクタイ、バッグ、名刺入れなどを贈るのが一般的。ひとり暮らしを始める相手には、電子レンジやテレビなど、電化製品を贈るのもよいでしょう。
何枚あってもうれしい
毎日着るものなので何枚あってもうれしいワイシャツ。ひとり暮らしを始めるなら、アイロンがけの手間が減る形状記憶タイプが便利。ブランドは、トゥモローランド、オジエ、ヒトヨシなどから選べます。
これからの人生をともに刻む
今後の社会人としての人生を、ともに刻んでいく大切なアイテム。1日も早い自立を祈り、上質なものを贈りたいものです。タグホイヤーやエンポリオアルマーニ、オメガ、ロレックスなどが定番。
OKです。出費が多い時期なので、必要なものを好きに買える現金や商品券はよろこばれます。基本的に身内のお祝いごとなので、特に相場はありません。買ってもらいたいものに見合う金額を贈ってください。一般的には、1万〜3万円が多いようです。特に親しい友人の場合は、5,000〜1万円程度。

| 贈る時期 | 就職が確定する3月以降〜4月に入るまで。 |
|---|---|
| 金額の目安 | 特に相場はありませんが、身内は1万〜5万円、特に親しい友人は5,000〜1万円程度。 |
| 表書き | 「就職御祝」「賀社会人(しゃかいじんをがす)」「就職おめでとう」「卒業御祝」 |
| 水引き | 紅白・赤白の蝶結び |
内定が出た段階ではまだ贈りません。内定の取り消しや本人が卒業できない可能性も考慮して、両者がクリアになった3月以降に贈りましょう。できれば、入社する4月までに贈ります。表書きは、「就職御祝」が一般的。卒業後の進路が決まっていない場合は「卒業御祝」を使います。
贈り物には、必ず手紙を付けましょう。贈り物をするうえで、いちばん大切なことは、贈る側のお祝いの気持ちを伝えること。品物は、あくまで添え物であり、気持ちを込めた手紙こそが大切です。
○○○○さん、ご就職おめでとうございます。
働くとは、「傍(はた)を楽(らく)」にすると言われています。
自分のためにではなく、身近な人を楽にするために働くのです。
大変な仕事も、自分以外の人のためと考えると、
不思議と耐えられるものです。
初めてのことが多く、とまどうこともあると思いますが、
誠実でやさしい○○さんですから、きっと会社でも
皆さんと仲良く仕事ができるはずです。
お祝いの気持ちを名刺入れに託して贈ります。
この名刺入れを使って、よいご縁をたくさん作ってください。
○○○○さんの健康と会社生活がよいものになりますよう、
祈念します。
特にありません。全国的に同じような慣習で行われています。
A. 「おめでとう」と伝えるだけで十分です。就職活動中の相手から、お祝いをもらっても、友人は恐縮してしまいます。また、友人も、内定取り消しや、卒業できない可能性もあります。4月が近づき、あなたも友人も無事に就職できることが決まったら、お祝いをしましょう。堅苦しく考えず、レストランや居酒屋などで楽しく会食してください。
A. 若い人向けのお祝いなので、かけ紙などのしきたりにこだわらなくてもかまいません。相手がうれしくなるようなラッピングを心掛けてください。包みにくいものであれば、ギフトバッグに入れてリボンで結んだり、後々使えそうな、かわいい缶に品物を入れたり。メッセージも、封書であることにこだわらず、ポップなカードを使うのもよいでしょう。
A. スーツやバッグ、財布など、身に付けるものの場合は、趣味が合わないと使えません。あらかじめ、希望のデザインやブランドなどを聞いておきましょう。一緒に買いに行けるなら、本人に選んでもらうのがベスト。遠方で難しい場合は、相手に希望の品物をネットで見つけてもらい、型番などを知らせてもらうのも一案です。
マナーデザイナー 岩下宣子さん
現代礼法研究所代表。共立女子短期大学卒業。全日本作法会の内田宗輝氏、小笠原流小笠原清信氏のもとでマナーを学び、1985年、現代礼法研究所を設立。マナーデザイナーとして、企業や学校、公共団体などでマナーの指導、研修を実施するほか、講演や執筆活動を行うなど、幅広く活躍。表面的なやり方だけではない心のこもったマナー指導、研修に定評がある。『贈るマナー 贈られるマナー』など、著書多数。